「ジュベルックを受けたいけど、注射やニードルの痛みのある施術は避けたい」
「ニキビ跡の治療をしたいけど、ダウンタイムが少ない治療を受けたい」
「刻まれたシワをどうにかしたい」
このような悩みを持つ方におすすめの施術が、キュアジェットです。今までの主な施術方法はニードルや注射を用いたものでしたが、痛みの少ない無針のキュアジェットという機器を用いた施術が新たに導入されています。
この記事では、ジュベルック・ジュベルックボリューム(レニスナ)の施術で痛みを避けたい方や金属アレルギーがある人におすすめの施術方法のキュアジェットについてお伝えします。
ポテンツァや局所注射と違って無針であり、皮膚の浅い場所に薬剤を均一に拡散させるため下記のような方におすすめです。
- 痛みや針が苦手な方
- 金属アレルギーなどで施術を受けられなかった方(中空照射では金属アレルギーがあっても施術可能)
- ニキビ跡の治療でTCAクロスやサブシジョンよりもダウンタイムが少ない局所の治療を希望の方
- 広い範囲ではなく、局所的なニキビ跡がある方
- 水疱瘡の跡がある方
- 傷跡の凹みを治療したい方
- 眉間、バニーライン、ひたい、ほうれい線、首などの刻まれたシワがある方
- ニキビ跡の治療で頻回に受診できないため、ほかの治療と組み合わせてできるだけ効果を上げたい方(サブシジョン、トライフィル、ポテンツァ、ダーマペンと同日の治療可能)

ジュべルック・ジュベルックボリューム(レニスナ)とは
韓国で人気のジュベルック・ジュベルックボリュームは、PDLLAと呼ばれるポリ乳酸を成分としたスキンブースター薬剤です。どちらもコラーゲンの生成を促進する働きにより、肌のハリ、凸凹のあるニキビ跡、毛穴の開き、シワなど多くの肌悩みにアプローチできます。注入後は1~2年かけてゆっくりと体内に吸収するため、持続的な効果が期待できる薬剤です。キュアジェットを用いた施術では、ジュベルック、レニスナどちらも併用可能です。
レニスナはジュベルックよりも粒子が大きく濃度が高く、手打ちで注入する場合はジュベルックより深く真皮下~皮下組織に注入します。キュアジェットの場合はごく少量を拡散させて真皮に送り込むことができるため、浅い層にもレニスナを使用できます。
副作用が少ない
2つの薬剤に使われている「ポリ乳酸」という薬剤は粒子が丸く形作られており、注入する部位の周りの細胞に刺激がありません。そのため、肉芽形成やしこりなどの副作用が少ない特徴があります。
効果が長く持続する
即効性があるわけではなく、ポリ乳酸の作用で3回程度の注入から徐々に効果が出る製剤です。ポリ乳酸は肌の内部を刺激して真皮層の線維芽細胞からコラーゲン生成を促進する働きがあり、注入後は1~2年かけて体内で分解されます。そのため、従来のヒアルロン酸等と異なり、持続的な効果を期待できます。
局所注入できる
両薬剤とも局所にキュアジェットを用いて注入できるため、肌の悩みが気になる部位に細かくアプローチできます。
直接キュアジェットを皮膚に接して狭い範囲に注入を行なうと
- 1箇所から比較的広い範囲の局所的なニキビ跡・傷跡の凹み
- 額、眉間、バニーライン、ほうれい線、首の刻まれた深いシワ
広範囲に皮膚から少し離してキュアジェットの注入を行なうと
- 小ジワや毛穴
- 肌のハリ
などの悩みに対応可能です。
治療回数
1回の施術でも一定の効果は期待できますが、より確実な肌改善を目指すためには、定期的な治療が必要不可欠です。緩やかに体内に吸収されるため、注入後1~2年持続的な効果が期待できます。多くのクリニックでは月に1回のペースで、合計3~5回の施術が推奨されています。施術を重ねることで肌の再生が進み、効果の持続力がアップします。
ジュベルックやレニスナは線維芽細胞を刺激して、コラーゲンやエラスチンの生成を促進するというメカニズムなので、最低1か月はかかります。
1回での治療効果は通常大きくないですので通常、1か月程度間隔をあけて最低3回の施術が必要で、その後は半年に1回程度の維持治療がおすすめです。
体の免疫応答を利用するため、効果発現の速さや程度には個人差があります。